ジュンミサワと行くシャンダラーの世界~Pauper縛り~最終日
ダイキ「いよいよラスボスのアルザコンですね。どんな敵なんでしょうか」

ジュンミサワ「一言でいえば壁を相手にしているようなものだ。ライフが400ある。通常のMTGの20倍だ。デッキは守りに主眼を置いており、壁クリーチャーや防御円などが搭載されている。ライブラリーも大量で、<Wheel of Fortune>を使ってライブラリーアウトを狙うのが勝ち手段だ」


<Wheel of Fortune>
コスト:2赤
タイプ:ソーサリー
各プレイヤーはそれぞれ自分の手札をすべて捨て、そのあと、カードを7枚引く。


ダイキ「なんてラスボスらしくない勝ち方・・・。しかしコモンカードだけで400ものライフを削れるのか・・・」

ジュンミサワ「何もライフを0にするだけが勝ち手段じゃないさ。君が勝つ為のデッキは既に考えてある」

クリーチャー 20
<Llanowar Elves / ラノワールのエルフ> 4
<Brothers of Fire / 火の兄弟> 4
<Pit Scorpion / 地獄の蠍> 4
<Marsh Viper / マーシュ・バイパー> 4
<Dwarven Warriors / ドワーフの戦士団> 4

スペル 16
<Lightning Bolt / 稲妻> 4
<Fireball / 火の玉> 4
<Pyrotechnics / 発火> 4
<Fissure / 地割れ> 4

土地 24
<Mountain / 山> 7
<Forest / 森> 7
<Swamp / 沼> 6
<Desert / 砂漠> 4


未紹介カードの詳細(当時に基づく)とジュンミサワによる解説

<Pit Scorpion / 地獄の蠍>
コスト:2黒
タイプ:蠍の召喚(1/1)
地獄の蠍がいずれかのプレイヤーに1点以上のダメージを与えた場合、そのプレイヤーは毒カウンターを1個得る。毒カウンターが10個以上たまった場合、そのプレイヤーはこのデュエルに負けとなる。
FT:時として、小さく無害に見えるものが最大の苦痛をもたらすことがある。

普通ならまず使わないであろうカードその1
FT通りの活躍が期待できる
アルザコン戦なら40点パンチ


<Marsh Viper / マーシュ・バイパー>
コスト:3緑
タイプ:バイパーの召喚(1/2)
マーシュ・バイパーがいずれかのプレイヤーに1点以上のダメージを与えた場合、そのプレイヤーは毒カウンターを2個得る。毒カウンターが10個以上たまった場合、そのプレイヤーはこのデュエルに負けとなる。
FT:「我らに残されたのは、黒く膨れた死体だけだった」
   -マーヴィン・オドナー「ある兵士の回想」

普通ならまず使わないであろうカードその2
アルザコンをFTの状態にすることを期待している
こっちは80点パンチだ!


<Dwarven Warriors / ドワーフの戦士団>
コスト:2赤
タイプ:ドワーフの召喚(1/1)
イラスト:Douglas Shuler
レアリティ:コモン
(T):対象の、パワーが2以下のクリーチャー1体は、このターン、ほかのクリーチャーにブロックされない。

ステータスの低い毒クリーチャーのバックアップ要員
シャンダラーだとレアまで見渡しても、毒クリーチャーとこれ以上相性の良いカードは無い


ダイキ「毒殺か、こんな抜け道があったなんて・・・」

ジュンミサワ「コモン縛りだと他に勝てるデッキ無いし、しょうがないよね」

アルザコン「フン、こざかしい真似を・・・。その程度の小粒なクリーチャーで我に勝てると思っているのか」

ダイキ「うるせー、やってみなきゃ分かんねーだろ。かかってこいや」

アルザコン「笑止!貴様らのノロいデッキでは我に勝つことなど不可能。思い知らせてやる!<Black Lotus>と<Celestial Prism / 天界のプリズム>だ!」
コスト:0

<Black Lotus>
タイプ:アーティファクト
(T)、ブラック・ロータスを生け贄に捧げる:あなたのマナ・プールにいずれか1色のマナ3点を加える。この能力はマナ・ソースとしてプレイする。

説明不要


<Celestial Prism / 天界のプリズム>
コスト:3
タイプ:アーティファクト
(2)、(T):あなたのマナ・プールに好きな色のマナ1点を加える。この能力はマナ・ソースとしてプレイする。

当時では効率がいい方のフィルター
アルザコンは5色デッキなので、これくらい無いと簡単に死ぬ


ダイキ「いきなり<Black Lotus>だと!?」

アルザコン「クックック、これが我とお前の力の差だ!<Will-o’-the-Wisp / 鬼火>と<Wall of Dust / 塵の壁>を展開する!」


<Will-o’-the-Wisp / 鬼火>
コスト:黒
タイプ:鬼火の召喚(0/1)
飛行
(黒):再生
FT:あたりに、かしこに、ゆらゆらと、
   死人の炎が闇夜に踊る。
   水は、魔女のあぶらのごとく、
   緑に燃え、青に、白に。
   -サミュエル・コールリッジ「老水夫行」

うざい


<Wall of Dust / 塵の壁>
コスト:2赤
タイプ:壁の召喚(1/4)
塵の壁がいずれかのクリーチャーをブロックした場合、そのクリーチャーは、そのコントローラーの次のターンに攻撃に参加できない。
FT:とどまることなき塵の塊が、近づく者すべて飲み込み、方向を見失わせる。


うざい


ダイキ「いきなりガン待ち戦術キター!」

ジュンミサワ「それがラスボスのやることか!ダイキ、こんな奴に絶対負けるな!!」

ダイキ「分かってますとも!何とかアルザコンのクリーチャーも除去したんだ。ここから畳みかける!<Pit Scorpion / 地獄の蠍>をキャストする!」

アルザコン「貴様は徐々に敗北が近づいている事に気が付いていない。その現実を見せてやろう・・・、<Wheel of Fortune>!」

ダイキ「何気にライブラリーが薄くなってきている・・・。」

アルザコン「それが現実だ。お前の命もそのライブラリーと同じ程度しかない。その程度の価値の命だったってことだ」

ダイキ「てめーの命こそギリギリのところにあるって気づいていないんだな。見せてやる!<Marsh Viper / マーシュ・バイパー>だ!」

アルザコン「貴様ッ・・・!小粒なクリーチャーの分際で我に勝とうだと!しかし<Dwarven Warriors / ドワーフの戦士団>の所為でブロッカーを出しても止まらん!」

ダイキ「あと一撃だ、アルザコン!」

アルザコン「貴様なんぞにやられてたまるか!<Fog / 濃霧>!」

<Fog / 濃霧>
コスト:緑
タイプ:インスタント
クリーチャーはこのターン、戦闘ダメージを与えない。

The時間稼ぎ


ダイキ「えー、除去じゃないの」

ジュンミサワ「正直ラスボスが使うカードじゃないと思うんだよなぁ・・・」

アルザコン「うるさい!黙れ!俺だってこんなプログラミングした奴にムカついてるんだよ!仕方ないだろ!」

ダイキ「メタい」

ジュンミサワ「なんか悲しくなってきた。終わらせろ、ダイキ」

ダイキ「うす、<Marsh Viper / マーシュ・バイパー>でアタック(画像)」

アルザコン「・・・せめて、せめてもう少しAIがまともだったら・・・、せめてもう少し強いデッキを使えたら・・・」

ダイキ「これが、かつてシャンダラー恐怖のどん底にたたき落とした大魔術師、アルザコン・・・」

ジュンミサワ「彼も悲しい運命を背負って生きてきたんだな・・・」

こうしてシャンダラーの地に再び平和がもたらされた。
しかし、悪は滅びていない。
全ての悪を滅ぼす為、ジュンミサワとダイキの旅はまだ終わらない







ジュンミサワ「実は私はあと2回変身を残している」

ダイキ「えっ、ウソ?ほんとに続くの?」



・・・to be continued

コメント

べん
2015年7月5日11:38

だんだんハードル上がってる気がw

人蓋
人蓋
2015年7月5日12:27

おつ。毒殺とは考えましたねぇ(深淵微笑)

ダイキ
2015年7月5日21:53

>べんさん
ハードルは上げるためにある

>本人
ぶっちゃけ毒殺は定番の攻略法

浜虎
2015年7月6日19:07

ラスボスがこれでは読者もジュンミサワ先生の次回作には期待出来ないので、まだまだ続いてよかった笑

ダイキ
2015年7月6日21:40

>浜虎さん
マジでラスボス弱いですからね
ただし異様に固い

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